介護と仕事を両立するための3つのポイント【専門相談員が解説】

・ご家族向け情報

「親の介護が始まったけど、仕事はどうすればいい?」
「このまま介護のために仕事を辞めるしかないのか…」

そんな悩みを抱えるビジネスパーソンが急増しています。

実は日本では毎年約10万人が介護を理由に離職しています。
しかし介護離職は経済的・精神的に大きなダメージを与えます。

この記事では、福祉用具専門相談員として15年間、
仕事と介護の両立に悩む多くのご家族をサポートしてきた経験をもとに、
介護離職を防ぐための具体的なポイントを解説します。

この記事でわかること
・介護離職の現状と深刻な影響
・仕事と介護を両立するための3つのポイント
・使える会社の制度
・頼れる相談窓口

介護離職の現状

介護離職者数

総務省の調査によると、日本では年間約10万人が
介護を理由に仕事を辞めています。
その約8割が女性で、40代〜50代が中心です。

介護離職する理由TOP5

順位理由
1位介護と仕事の両立が体力的に限界
2位職場に介護の相談ができる雰囲気がない
3位介護サービスの使い方がわからない
4位会社の介護支援制度を知らなかった
5位突然介護が始まり準備ができていなかった

介護離職後の生活への影響

影響内容
収入の激減年収が大幅に下がる・貯蓄が減る
キャリアの喪失再就職が難しくなる
社会的孤立職場のつながりがなくなる
精神的な負担介護に集中しすぎて燃え尽きやすい
老後の不安年金額が減少する

離職しないことが大切な理由

介護は長期戦です。
平均的な介護期間は約5年と言われています。
仕事を辞めると収入が途絶え、
介護が終わった後の生活も困窮するリスクがあります。
「介護のために仕事を辞める」ことは
最後の手段と考えることが大切です。

両立のための3つのポイント

ポイント1:一人で抱え込まない

介護を一人で抱え込むことが
仕事との両立を難しくする最大の原因です。

・兄弟姉妹や家族で役割を分担する
・「自分がやらなければ」という思い込みを捨てる
・介護の悩みを職場の信頼できる人に相談する
・同じ悩みを持つ人のコミュニティに参加する

ポイント2:介護サービスをフル活用する

プロの介護サービスを使うことで
仕事中も安心して働くことができます。

サービス仕事との両立に役立つ理由
デイサービス日中預かってもらえる
訪問介護自宅でケアしてもらえる
ショートステイ泊まりで預かってもらえる
夜間対応型訪問介護夜間の対応をしてもらえる

ポイント3:会社の制度を使う

多くの会社には介護のための支援制度があります。
「会社に迷惑をかける」と遠慮せず、
積極的に活用することが大切です。

使える会社の制度

介護休業と介護休暇の違い

項目介護休業介護休暇
期間通算93日まで年5日(対象家族が2人以上は10日)
取得方法まとめて・分割どちらも可1日・半日単位で取得可
給付金雇用保険から67%支給無給(会社による)
目的介護体制を整える期間通院付き添いなど短期の用事

短時間勤務制度

介護のために勤務時間を短くできる制度です。
利用開始から3年間・2回以上取得できます。

その他の制度

・フレックスタイム制度
・テレワーク・在宅勤務
・時差出勤制度

まずは会社の就業規則や人事部に
どんな制度があるか確認してみましょう。

相談できる窓口

地域包括支援センター

介護に関する総合相談窓口です。
仕事と介護の両立についても相談できます。
無料で利用できます。

会社の人事・上司

介護が始まったら早めに職場に伝えることが大切です。
伝えることで、シフト調整や制度利用がスムーズになります。

両立支援等助成金

介護支援に取り組む企業に支給される助成金です。
会社側にもメリットがあるため、
制度整備を会社に提案することもできます。

ケアマネジャー

介護サービスの調整だけでなく、
仕事との両立についての相談にも乗ってくれます。
「仕事をしているので日中は対応できない」と
伝えておくことでプランを調整してもらえます。

迷ったらこれ:まずは条件や費用を比較し、家族だけで抱え込まない選択肢を確認しておくと安心です。

気になるサービスや相談先は、下のリンクから確認してください。

サービスや相談先を比較する前に、本人の状態・費用・家族の負担を整理しておくと迷いにくいです。

📚 介護と仕事の両立に役立つ一冊

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関連情報を確認する前に

以下のリンクには広告・アフィリエイトを含みます。介護と仕事の両立で限界を感じる前に、会社の制度、地域包括支援センター、ケアマネジャーへ相談してください。

まとめ

介護と仕事を両立するための3つのポイントをまとめます。

  1. 一人で抱え込まず家族や周囲に相談する
  2. デイサービス・訪問介護などをフル活用する
  3. 介護休業・介護休暇など会社の制度を使う

介護離職は経済的・精神的に大きなダメージを与えます。
日本では年間約10万人が介護離職していますが、
適切なサービスと制度を活用すれば
仕事と介護の両立は十分に可能です。

「もう限界…」と感じる前に、
まず地域包括支援センターやケアマネジャーに
相談してみてください。

あなたの介護が少しでも楽になることを願っています。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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