バスボードおすすめ5選|元福祉用具専門相談員が現場でよく選定していた商品を紹介

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バスボードは「浴槽をまたげなくなった人」だけが使う福祉用具ではありません。

現場ではむしろ、「浴槽をまたぐのが危なくなってきた人」に提案することが多くありました。

たとえば、

  • 足が上がりにくい
  • 片足立ちが不安
  • 家族が支えて浴槽に入っている
  • 浴槽グリップだけでは不安
  • 片麻痺があり、またぎ動作が難しい

といった場合です。

入浴補助用具は、いきなりバスボードから始まることばかりではありません。

現場では、

何もなし

シャワーチェア

手すり

浴槽グリップ

バスボード

バスリフト

という流れで検討することが多くありました。

もちろん、身体状況や浴室環境によって順番は変わります。

ただ、バスボードは「立ってまたぐ」動作から、「座って移動する」動作へ考え方を変える福祉用具です。

この記事では、元福祉用具専門相談員の視点から、現場でよく選定していたバスボードを紹介します。

なお、バスボードを導入するタイミングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事:バスボードはいつから必要?

バスボードはランキングだけで選べません

この記事ではおすすめ商品をランキング形式で紹介しますが、バスボードはランキングだけで選ぶ福祉用具ではありません。

大切なのは、本人がどの動作で困っているのか、そして自宅の浴槽に設置できるかです。

バスボードは、浴槽のふちに渡して使います。

そのため、浴槽のサイズや形状に合わないと、安全に使えません。

また、バスボードに座って移動するため、座位保持が難しい方には危険な場合があります。

「浴槽をまたぐのが不安だからバスボード」と考える前に、

  • バスボード上で座っていられるか
  • 足を浴槽内へ移せるか
  • 介助者が支えやすい位置に設置できるか
  • 浴槽の幅に合うか
  • 固定金具がしっかり届くか

を確認しましょう。

バスボード選びで最も多い失敗はサイズ違いです

バスボードは商品ごとにサイズ展開があります。

同じシリーズでも浴槽幅によって選ぶサイズが異なるため、購入前に必ず浴槽の内寸・外寸を確認しましょう。

実際の現場でも、

  • 商品は合っているのにサイズが合わない
  • 浴槽幅が足りない
  • 固定金具が届かない
  • 長すぎて設置できない

といったケースがありました。

この記事で紹介している商品も、複数サイズが用意されている場合があります。

購入前にはメーカーの適合サイズを確認し、自宅の浴槽に取り付けできるか確認することをおすすめします。

現場でよく選定していたバスボード5選

先に比較表で見たい方のために、5商品をまとめます。

商品 定番度 軽さ 片麻痺向き 一人利用 介助向き
アロン化成 安寿 バスボード / 楽天 高い 標準 検討可 検討可 検討可
パナソニック バスボード 軽量タイプ / 楽天 高い 高い 検討可 検討可 検討可
安寿 バスボード はねあげくん / 楽天 高い 標準 状況次第 操作確認が必要 検討可
サテライト 福浴 回転バスボード / 楽天 標準 向きやすい 状況次第 向きやすい
バスベンリー / 楽天 標準 状況次第 状況次第 特殊用途向き

第1位:アロン化成 安寿 バスボード

アロン化成 安寿 バスボード

第1位は、アロン化成 安寿 バスボードです。

現場でバスボードを検討する時に、まず候補にしやすかった定番商品です。

アロン化成の安寿シリーズは、浴槽台や浴槽手すりなどでも提案する機会が多く、家族やケアマネジャーにも説明しやすいメーカーでした。

バスボードは、商品そのものの機能だけでなく、浴槽に合うサイズを選べるかが重要です。

安寿のバスボードは定番として比較しやすく、「まず標準的なバスボードから検討したい」という時に候補になります。

現場で出やすい理由:

  • 現場定番として説明しやすい
  • 座って浴槽へ移る動作を作りやすい
  • アロン化成の安寿シリーズで安心感がある
  • 浴槽グリップだけでは不安な方に検討しやすい

注意点:

浴槽サイズが合わないと設置できません。購入前にメーカーの適合サイズを確認してください。

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第2位:パナソニック バスボード 軽量タイプ

パナソニック バスボード 軽量タイプ

第2位は、パナソニック バスボード 軽量タイプです。

バスボードは毎回設置したり外したりする家庭もあります。

そのため、本人だけでなく、家族や介助者が扱いやすい重さかどうかも大切です。

軽量タイプは、設置や片付けの負担を減らしたい家庭で候補になります。

特に、家族が毎回準備する場合は「使う本人に合うか」だけでなく、「準備する人が続けられるか」も確認していました。

現場で出やすい理由:

  • 軽量性を重視したい家庭に向いている
  • 家族や介助者が扱いやすい
  • パナソニックの入浴用品として説明しやすい
  • 設置・片付けの負担を減らしたい時に候補になる

注意点:

軽いから安全というわけではありません。浴槽にしっかり固定できるか、本人が座位を保てるかを確認しましょう。

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第3位:アロン化成 安寿 バスボード はねあげくん

アロン化成 安寿 バスボード はねあげくん

第3位は、アロン化成 安寿 バスボード はねあげくんです。

特徴は、ボードを跳ね上げられることです。

通常のバスボードは浴槽の上に置いたままになるため、入浴後や家族が使う時に邪魔になることがあります。

はねあげくんは、使わない時に跳ね上げられるため、浴槽まわりの動線を確保しやすい商品です。

一方で、跳ね上げ機能があるから誰にでも使いやすいとは限りません。

利用者によっては、跳ね上げ操作が難しいこともあります。

現場では、本人が操作するのか、家族や介助者が操作するのかを確認していました。

現場で出やすい理由:

  • 跳ね上げ機能で浴槽まわりの邪魔になりにくい
  • 家族と共用する浴槽で検討しやすい
  • アロン化成の安寿シリーズで説明しやすい
  • 介助者がいる家庭でも候補になる

注意点:

跳ね上げ操作が本人に合うか確認が必要です。操作が難しい方では、シンプルなバスボードのほうが使いやすい場合があります。

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第4位:サテライト 福浴 回転バスボード

サテライト 福浴 回転バスボード

第4位は、サテライト 福浴 回転バスボードです。

通常のバスボードは、座ったあとに自分で足を浴槽内へ移す必要があります。

しかし、片麻痺がある方や方向転換が難しい方では、この動作が大きな負担になることがあります。

回転バスボードは、座った姿勢で向きを変えやすい点が特徴です。

そのため、片麻痺の方や、足を浴槽内へ入れる動作が難しい方で候補になることがあります。

ただし、回転機能がある分、通常のバスボードより確認すべき点も増えます。

浴槽サイズ、固定方法、介助者の立ち位置、本人の座位保持を必ず確認しましょう。

現場で出やすい理由:

  • 片麻痺の方で候補になりやすい
  • 座ったまま方向転換しやすい
  • 足を浴槽内へ移す動作を補助しやすい
  • 介助者がいる家庭でも検討しやすい

注意点:

座位保持が不安定な方には危険な場合があります。使用前に本人の姿勢保持能力を確認してください。

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第5位:バスベンリー

バスベンリー

第5位は、バスベンリーです。

一般的なバスボードとは少し違う、特殊用途として検討する商品です。

バスボードは、本人が座って浴槽へ移るための福祉用具ですが、商品によって形状や使い方が異なります。

バスベンリーのような商品は、浴槽環境や本人の動作によって合う・合わないが分かれやすい印象です。

そのため、最初の候補というよりも、定番のバスボードでは合わない場合の比較候補として考えるとよいでしょう。

現場で出やすい理由:

  • 特殊用途として比較候補になる
  • 定番商品では合わない浴槽環境で検討できる
  • 介助のしやすさを見ながら選びたい場合に候補になる
  • 本人の動作に合わせて選びたい時に検討しやすい

注意点:

特殊用途の商品ほど、浴槽との相性確認が重要です。購入前にサイズ・固定方法・使い方を確認してください。

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バスボードだけでは足りないこともあります

バスボードは、浴槽をまたぐ動作の不安を減らす福祉用具です。

ただし、入浴動作のすべてを解決できるわけではありません。

浴槽をまたぐ時に手をかける場所がない

浴槽をまたぐ時に手をかける場所がない方は、浴槽グリップを検討します。

関連記事:浴槽グリップおすすめ5選

また、浴槽グリップを導入するタイミングについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:浴槽グリップはいつから必要?

浴槽内で立ち上がれない

浴槽内で座った姿勢から立ち上がりにくい方は、浴槽台を検討します。

関連記事:浴槽台おすすめ5選

浴槽台を使い始める目安については、こちらの記事も参考になります。

関連記事:浴槽台はいつから必要?

洗い場で座るのが不安

洗い場で立ったまま体を洗うのが不安な方は、シャワーチェアを検討します。

関連記事:シャワーチェアはいつから必要?

浴室内で足元がすべる

洗い場や浴槽内ですべる不安がある方は、滑り止めマットを検討します。

関連記事:滑り止めマットはいつから必要?

入浴補助用具全体を整理したい

バスボード、浴槽台、浴槽グリップ、シャワーチェアなど、入浴補助用具全体の違いを知りたい方はこちらも参考にしてください。

関連記事:入浴補助用具の種類と選び方

現場の一言

現場では「まだ浴槽をまたげる」と言われる方も少なくありませんでした。

しかし実際には、

  • 家族が支えている
  • 浴槽グリップを強く握っている
  • 片足立ちが不安
  • 足を上げる時に体が大きく傾く

という変化が見られることがあります。

バスボードは「またげなくなった人」だけの福祉用具ではありません。

「またぐのが危なくなった人」が検討することも多い福祉用具です。

ただし、バスボードを導入しても、座位保持が難しい場合は危険です。

本人が安全に座れるか、足を浴槽内へ移せるか、介助者が支えやすいかを確認してから選びましょう。

どの商品を選べばいいか迷ったら

どの商品を選べば良いか迷ったら、まずは現場で最も選定することが多かった安寿バスボードから検討してみてください。

定番で説明しやすく、バスボード選びの基準として考えやすい商品です。

もちろん、浴槽サイズが合わなければ別の商品を選ぶ必要があります。

購入前には必ず浴槽の内寸・外寸を確認し、メーカーの適合サイズを見てから選びましょう。

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まとめ:バスボードは「座って移動する」ための福祉用具

バスボードは、浴槽をまたぐ動作を無理に続けるためのものではありません。

立ってまたぐ動作から、座って移動する動作へ変えるための福祉用具です。

足が上がりにくい方、片足立ちが不安な方、片麻痺がある方、浴槽グリップだけでは不安な方では、検討する価値があります。

ただし、商品選びではサイズ確認がとても重要です。

浴槽幅、固定金具、設置位置、介助者の動線を確認し、自宅の浴槽に合うものを選びましょう。

迷った時は、ケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談することをおすすめします。

画像・商品情報出典:

  • アロン化成 安寿 公式サイト
  • パナソニック エイジフリー 公式サイト
  • レイクス21 公式サイト
  • サテライト製品情報確認:TAIS・福祉用具販売ページ
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