廊下を壁づたいで歩くようになったら?転倒予防と早めに考えたい対策

廊下を壁づたいで歩くようになった時の転倒予防 導入タイミング

「最近、壁を触りながら歩くようになった」

「廊下でふらついてヒヤッとした」

高齢になると、廊下移動でバランスを崩しやすくなることがあります。

特に廊下は、長い距離を歩く、曲がり角がある、夜は暗い、急いで移動するなど、転倒リスクが高くなりやすい場所です。

ですが本人は、「ちょっと壁を持てば大丈夫」「まだ歩けているから問題ない」と思っていることも少なくありません。

この記事では、壁づたい歩行が危険サインになりやすい理由、注意したい様子、自宅でできる対策、早めに考えたい福祉用具を、現場でよくあるケースを交えながら解説します。

廊下での移動は転倒リスクが高くなりやすい

壁づたいに歩く場面が増えていても、「杖はまだ早い」「老人っぽく見えそう」と感じる方は少なくありません。杖への抵抗感についてはこちらでも解説しています。

壁や家具を持つ動作は「不安定」のサイン

廊下を壁づたいで歩くようになった時の転倒予防 1

本人は無意識でも、壁に手をつく、家具を持つ、ドア枠を触るようになっている場合があります。

これは「支えが欲しい」と体が感じているサインでもあります。

まだ歩けているように見えても、何かに触れないと不安な状態になっていることがあります。

曲がり角や方向転換でふらつきやすい

廊下を壁づたいで歩くようになった時の転倒予防 2

廊下は真っすぐ歩くだけではありません。

曲がる、向きを変える、狭い場所を通るなどの動作で、バランスを崩しやすくなります。

特に夜間は、足元が見えにくく、方向転換の時にふらつきやすいため注意が必要です。

夜間トイレ時はさらに危険が増える

廊下を壁づたいで歩くようになった時の転倒予防 4

夜は、眠気、暗さ、焦りが重なり、廊下移動が不安定になりやすくなります。

「夜だけ壁づたいになる」という方も少なくありません。

夜間トイレが増えてきた場合は、廊下だけでなく寝室からトイレまでの動線全体を見直すことが大切です。

夜間トイレが増えたら危険サイン?

こんな様子が増えたら注意したいサイン

  • 壁を触りながら歩く
  • 家具を支えにしている
  • 曲がり角でふらつく
  • 廊下移動に時間がかかる
  • 夜だけ歩行が不安定
  • 「転びそうで怖い」と言う
  • 廊下で立ち止まることが増えた

こうした状態が増えると、転倒リスクが高まっている可能性があります。

廊下を壁づたいに歩くようになったら、連続してつかまれる手すりが合う場合があります。設置場所ごとの候補を見たい方は、介護用手すりおすすめ記事もあわせて確認してください。

廊下での転倒を防ぐ工夫

手すりを設置する

廊下を壁づたいで歩くようになった時の転倒予防 3

廊下では、長距離移動、方向転換、夜間移動などで支えが必要になることがあります。

特にトイレまでの動線は重要です。

壁づたいで歩いている場合、壁ではなく手すりを持てるようにすると、体を支えやすくなることがあります。

手すりはいつから必要?

曲がり角やトイレ前を重点的に見直す

危険なのは廊下全体ではなく、曲がり角、トイレ前、部屋の出入り口などの場合もあります。

「どこでふらついているか」を確認することが大切です。

玄関の段差でも不安がある場合は、段差まわりの対策もあわせて見直しておくと安心です。

玄関の段差が危ないと感じたら?

センサーライトを活用する

夜間は足元が見えにくくなるため、廊下、曲がり角、トイレ前を明るくするだけでも安心感が変わることがあります。

センサーライトなら、夜中にスイッチを探さなくても自動で点灯しやすくなります。

歩行器を使うことで安定する場合もある

壁づたい歩行が増えている場合は、歩行器を使うことで安定するケースもあります。

ただし、廊下幅、家具配置、曲がりやすさなど、自宅環境との相性確認も大切です。

歩行器の導入タイミングに迷う場合は、こちらの記事も参考になります。

歩行器はいつから必要?

「まだ歩ける」うちに環境を整えることが大切

壁づたい歩行が増えていても、「まだ歩けているから大丈夫」と思ってしまう方は少なくありません。

ですが、壁を持つ、家具を触る、夜だけ不安定という状態は、転倒リスクが高まり始めているサインでもあります。

転倒してから慌てるのではなく、手すり、ライト、動線見直し、歩行器など、安全に移動を続ける工夫を少しずつ考えていくことが大切です。

浴槽をまたぐ動作にも不安がある場合は、入浴動線の見直しもあわせて考えておきましょう。

浴槽またぎが怖くなったら?

手すりの取り付けなど、住宅改修を検討する場合は、介護保険の対象になることがあります。工事前の申請が必要なため、早めにケアマネジャーへ相談しておくと安心です。

介護保険の住宅改修の記事

廊下で壁づたいに歩く前に、椅子やベッドから立ち上がる時点でふらつきが出ていることもあります。立ち上がる時によろけるようになった時の転倒予防もあわせて確認しておきましょう。

廊下の移動だけでなく、ベッドからの起き上がりも不安な方は、ベッドから起き上がりにくくなったら?転倒予防の対策もあわせてご確認ください。

→ 関連記事:外出を嫌がるようになったら?転倒不安と早めに考えたい対策

廊下で壁づたいに歩く様子があっても、本人が歩行器を嫌がることは少なくありません。無理にすすめる前に、親が歩行器を嫌がる理由と対処法も確認しておくと安心です。

壁づたい歩きが増えていても、手すりの設置を嫌がる方は少なくありません。本人の抵抗感に配慮した進め方は、親が手すりを嫌がる理由と対処法も参考になります。

工事不要手すりの選び方・おすすめはこちらで確認できます。

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