歩行車は介護保険でレンタルできる?
結論からいうと、歩行車は介護保険の「福祉用具貸与」の対象になることが多いです。 福祉用具貸与とは、介護保険を使って福祉用具を月額でレンタルできる制度です。歩行補助のための歩行車(歩行器・歩行補助車)は対象種目に含まれており、要支援1・2または要介護1〜5の認定を受けている方が利用できます。 ただし、どの歩行車でも使えるわけではありません。担当のケアマネジャー(介護支援専門員)に相談し、ケアプランに位置づけてもらうことが前提です。ケアマネがいない場合は、地域包括支援センターに相談するところから始めるとスムーズです。 「歩行車をそろそろ考えたい」と感じているタイミングについては、歩行車はいつから必要?導入タイミングの目安も参考にしてみてください。
どんな歩行車がレンタル対象?
歩行を支えるタイプが対象になりやすい
介護保険の福祉用具貸与の対象として認められやすいのは、ふらつきや転倒不安のある方の歩行を補助するタイプです。 具体的には、フレームがしっかりしていて体重を預けながら歩けるもの、ブレーキ付きで屋外移動に対応しているものなどが対象になりやすいです。「歩行補助のための道具」として使用目的が明確なものが対象の基本です。シルバーカーは対象外が多い
シルバーカーは、荷物運びや外出の補助が主な目的として設計されているため、介護保険の福祉用具貸与の対象外となるケースが多いです。 歩行車とシルバーカーの違いについては、歩行車とシルバーカーの違い|どっちを選ぶべき?で詳しく比較しています。「どっちを選べばいい?」と迷っている方にも参考になります。地域や状態で判断が変わることもある
「どの製品がレンタル対象か」は、都道府県や市区町村、また本人の身体状態によって異なる場合があります。要支援の方は使える種目に制限があるケースもあるため、必ずケアマネや福祉用具事業所に確認するようにしましょう。歩行車レンタルの流れ
ケアマネジャーへ相談
介護保険でレンタルするには、まずケアマネジャーへの相談が必要です。現在の身体状況と生活上の困りごとを伝え、ケアプランに福祉用具の貸与を位置づけてもらいます。 まだ介護認定を受けていない場合は、市区町村の窓口や地域包括支援センターへの相談から始めます。福祉用具事業所で試す
ケアプランに位置づけられると、福祉用具専門相談員がいる事業所から担当者が来てくれることが多いです。実際に製品を持ってきてもらい、自宅の廊下や玄関で試してみることができます。 「家の中で使えるか」「グリップの高さは合うか」「外出時に押しやすいか」——こうした実際の使用感を確認できるのが、レンタルの大きなメリットです。安全な使い方については歩行車は危ない?安全に使うためのポイントもあわせて確認してみてください。実際の生活動線に合うか確認する
玄関の段差、廊下の幅、トイレや寝室までの距離——自宅の生活動線に合うかどうかは、試してみないとわからないことが多いです。 折りたたみができるか、屋内専用か屋外も使えるか、保管場所はどうするかも含めて、専門相談員と一緒に確認するのがおすすめです。合わなければ変更できる場合もある
レンタルした歩行車が使いにくい場合は、同じ種目の別の製品に変更できることがあります。「買ったけど合わなかった」というリスクがないのが、レンタルの安心できるポイントです。 身体状態が変わって歩行車が必要なくなった場合も、返却できます。購入よりレンタルが向いているケース
次のような状況では、購入よりレンタルの方が使いやすいことが多いです。- 身体状態が変わりやすい時期:リハビリ中や回復期は、必要な道具が変わることがあります。そのたびに買い直すより、レンタルで対応する方が柔軟です
- まず試してみたい:「本当に使えるかわからない」という方は、レンタルで実際に使ってみてから判断できます
- 家の中で使えるかわからない:間取りや廊下幅によっては、持ってきてみて初めて「入らない」とわかることもあります
- サイズ感・グリップ高さが不安:体に合う高さは個人差があります。試してから決めた方が安全です

逆に購入が向いている場合もある
一方で、購入が向いているケースもあります。- シルバーカー中心で使いたい:介護保険の対象外となることが多いシルバーカーは、購入が基本になります。シルバーカーはいつから必要?も参考にしてみてください
- 軽度のサポートとして外出専用に使いたい:杖の代わりに外出時だけ使うような軽い用途では、比較的安価なモデルを購入した方がシンプルな場合もあります
- デザインにこだわりたい:介護保険レンタル対象の製品は種類が限られることがあるため、デザイン・色の選択肢を広げたい場合は購入の方が選びやすいこともあります
まとめ|まず試してみる、それがレンタルの強み
歩行車は、介護保険の福祉用具貸与でレンタルできるケースが多い道具です。「高そうだから無理」「買うしかない」と諦める前に、まずケアマネジャーや地域包括支援センターに相談してみることをおすすめします。- 要支援・要介護の認定があれば、歩行車を介護保険でレンタルできる可能性がある
- シルバーカーは対象外のケースが多い(歩行車とは目的が異なるため)
- レンタルなら試して合わなければ変更・返却できる
- 身体状態が変わりやすい時期や初めて使う方にはレンタルが向いていることが多い
- デザインやシルバーカー中心の場合は購入の方がシンプルなこともある
- 歩行車はいつから必要?導入タイミングの目安
- 歩行車とシルバーカーの違い|どっちを選ぶべき?
- 歩行車は危ない?安全に使うためのポイント
- 歩行車を使うと歩けなくなる?依存や筋力低下が心配な方へ
- 歩行車は恥ずかしい?そう感じる人が多い理由と受け入れやすくする工夫
- シルバーカーはいつから必要?導入タイミングと選び方
- 歩行器おすすめランキング
歩行車の選び方・おすすめはこちらで確認できます。


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